税務調査

行政機関が納税者の申告内容について調査し、誤りがあれば是正を求めるという一連の流れを税務調査といいます。

1. 税務調査は突然やってきます!

税務調査が入る場合には、翌年の9月から11月頃、相続申告のことなど忘れた頃、一本の電話から始まります。

その電話の相手は、申告を依頼した税理士。                       「税務署が相続税調査のため2日間、自宅に伺いたいと言っています」と。

2. 税務署はどこまで調べているの?

税務署の情報収集は生前から始まっており、不動産については登記情報や固定資産台帳などから把握しています。

その中でも、高級マンションや高級外車などは目を付けられています。

所得税の確定申告における高額な所得者は、財産明細を書くように求められますが、自宅以外の別荘や雑誌に載った高価なモノなどは事前にチェックされています。

つまり、亡くなる前から相当な情報を蓄積し、ファイルにしていると考えて下さい。

3. どのタイミングで税務調査の対象となるか?

相続税の申告書から得られた資料を基に銀行調査が行われます。               銀行調査の結果、不審な取引があれば調査の対象です。                   もちろん、税務署の把握している資料と申告内容に違いがあれば調査の対象です。

4. 当日の税務調査はどのように運びますか?

それでは、税務調査の当日を迎えたと過程します。

実際の税務調査は二人組で、午前10時頃から開始するのが大半です。

税理士の立ち会いのもと、リビングなどに一度全員が腰を下ろします。

相続の税務調査などほとんどの人は経験がなく身構えていると思います。そんな中、厳しい質問が来るのかと思っていると、最初は「亡くなられた方はどんな方だったんですか?」など、雑談から始まります。

気を張っている身からするとホッとしてしまい、また、話せる相手も居ない時期が続くことから、つい話が盛り上がってしまう傾向があります。

その心境のゆるみを狙っての情報収集からはじまります。

例えば
「社交的で多趣味」 
「骨董品集めから外車までいろんなことに興味があった」
「海外旅行は毎年行っていた」など

故人の資産に目星をつけるための情報収集です。

派手好きな方ならモノに、コツコツ貯める方なら預金口座と傾向が把握できます。

「社交的で多趣味」などからゴルフ好きならゴルフ会員権などの資産、交友関係からは節税の仕組みや不動産、金融に詳しい知人がいなかったかなどを探ります。

「骨董品集め」などコレクター肌の方なら美術品などのモノに、 「海外旅行に毎年行っていた」などから海外の預金口座を持っているのではと疑います。

つまり、初回の雑談では、しゃべればしゃべるほど税務署側にヒントを与えることになります。

5. 税務調査は役割分担されている?

雑談では、基本一人が淡々と会話し、もう一人は無言で座っていることがほとんどです。

無言の人は、見方によって研修生のようにも見えますが、ただ聞いているのではありません。  一人は雑談からの聞き役に徹し、もう一人は室内をさりげなく観察しているのです。

壺や絵画など飾っているものだけでなく、取引がありそうな銀行や証券会社、保険会社のカレンダー、メモ帳、グッズ関係まで目を光らせています。

ひと通り雑談を終えると税務調査らしくなってきます。

6. 初回は雑談からスタート。後半から本格的な税務調査らしくなってきます。

雑談から一転し、申告書に記載されている通帳と印鑑、さらにはその保管場所まで聞かれます。

人は貴重品を一箇所に保管する傾向があり、通帳の保管場所は貴重品関係が一緒にされていることが多いためです。

もちろん他人名義の通帳にも目が光ります。

その他、資産関係の質問をされ、税務調査一日目が終えますが、一日目の終盤に意味深な一言を言い放っていくことがあります。

初回は雑談からスタート。後半から本格的な税務調査らしくなってきます。

これは、税務署側が納税者に対し
「隠しきろうとしても過去の資料からわかっているよ」
と精神的にうったえる効果を与えるためです。

不動産を隠そうとしているなら「不動産はこれで全部なんですかね?」と意味ありげに聞いてきます。

改めて言いますが、税務署側は生前より資料を集めており、申告後約半年間にわたり準備を行い税務調査に来ています。シラを切っても、反面調査されます。

銀行口座の取引も照会されているため、不可解な金銭のやり取りも追求されます。 悪質なら尚更 重加算税を課されたりなど。

相続人の約10人に3人が税務調査に入られ、うち8割超がなんらかの税金の追徴を受けているのが現状です。

7. 当税理士法人では税務調査に立ち会います!

以上のように、急に国税庁・税務署の職員がやってきて、調査されるということは 何もしていなくても、緊張するものだと思います。まして、税理士が立ち会ってくれないとなったらなおさらです。

そこで、我々は申告をしていないお客様であっても、税務署の税務調査に立ち会います。    そして、寄り添ってお手伝いさせていただきます。

税務の専門家として20年以上の経験のある当税理士法人に安心してご相談ください。     しっかりと寄り添ってお話を聞かせていただきます。

8. 当税理士法人では不服申し立てをします!

もしも、税務調査で否認事項が出ても、不満が有れば、当法人では不服申し立てをします。   不満があるのに修正申告を強要されている方は居られませんか?

関与税理士が不服申し立てを渋っているのであれば、当法人が不服申し立てを引き受けますのでお気軽にご相談ください。

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