死因贈与の事例
神奈川県鎌倉市にお住いのDさんご夫婦は、
農業を営みながらアパート経営をするごく平凡な方です。
但し、大きな悩みを抱えていました。
実は、亡くなられた養父の不動産が養父名義のままだったのです。
ある司法書士を通じて私どもの事務所を訪れたのは25年ほど前のことです。
よくよくお話をお伺いすると、実質的には養子であったものの、
実は養子縁組の届け出をしていなかったそうです。
つまり、戸籍上は赤の他人だったわけです。
そのため不動産の名義を変更することが出来ず、当事務所に
相談に来られた時にはすでに十年余りが経過していました。
相続による財産の移転の原因には三通りあるのをご存知ですか。
一つ目は相続、親から子供へ財産が移転する場合がこれにあたります。
二つ目は遺贈、遺言によって財産が移転する場合です。
ほとんど場合この二通りを原因として財産は移転します。
三つ目は死因贈与、私が死んだらあなたに財産をあげますと約束することによる移転です。
養父は、死後に全財産をDさん夫婦へ贈与すると約束していました。
税務署を納得させるのに苦労しましたが無事不動産名義を変更することが出来ました。
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